仕事の生産性を劇的に高める「締切」の力。パーキンソンの法則とは?

「仕事は、与えられた時間まで膨張する」
この有名な言葉をご存じでしょうか?
これは“パーキンソンの法則”と呼ばれるもので、仕事はその締切まで時間をかけてしまうという心理的な傾向を指しています。
たとえば、「1時間で終わらせなければならない仕事」は1時間で終わりますし、「30分で終わらせる必要がある」となれば、それでも完了させることができます。逆に「明日まででOK」な場合は、ついギリギリまで先延ばししてしまいがちです。
誰しも「やることが山積みでヤバい!」という状況を経験したことがあるかと思います。しかし、そんな時ほど、驚くほどの集中力とスピードで仕事を乗り切れた経験があるのではないでしょうか?
このように、締切は仕事のスピードと集中力を引き出す最強のトリガーとなります。
忙しい人ほど「締切」を使うべき理由
「忙しくて時間がない」という言葉をよく耳にしますが、実際には「締切を設けていない」ことが原因であるケースも多いのです。
どんな仕事も、締切を設定することで取り組み方が変わり、行動に移しやすくなります。
短時間=低品質ではない?
「時間を短くすると、質が落ちるのでは?」という不安もあるかもしれません。
しかし、実はこんな実験結果があります。
ある陶芸の授業で、受講者を2グループに分けました。
- Aグループ:作品の量を評価
- Bグループ:作品の質を評価
結果、最もクオリティの高い作品は、「量を重視」したAグループから生まれたのです。
これは、短時間で繰り返しアウトプットを重ねることで、経験値が積み重なり、最終的に質も向上したことを示しています。
特にマーケティングやセールスの仕事では、
- 広告を作る
- LPを作る
- メールマガジンを書く
といった「1つのアウトプット」がそのまま売上に直結します。
素早くアウトプットできれば、結果がすぐに見えるため、テストと改善のサイクルも高速で回すことが可能になります。
セールスの現場でも締切は超有効
「締切は人類最大の発明のひとつ」と言われるほど、セールスでもその効果は絶大です。
例えば、キャンペーンを実施すると、最終日に売上が最大化されることがほとんどです。
逆に締切のないキャンペーンでは、売上が半減するケースも珍しくありません。
つまり、「いつまでに行動すべきか」を明確に伝えることが、顧客の意思決定を強く後押しするのです。
まとめ:締切を味方につけよう
- 自分の仕事には必ず締切を設定しましょう。
- 締切は短めに設定するのがポイント。短い時間で集中する習慣が成果を決めます。
- セールスにおいても、キャンペーンやオファーには明確な締切を設けましょう。
私自身も、今後はさらに締切を意識し、仕事のスピードと質を上げていこうと思います。
ぜひ、あなたのビジネスにもこの「締切」の力を取り入れてみてください。
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