「二極化」が止まらない今、あなたのサロンはどこを目指す?

2020年以降、日本の社会経済は大きな転換期を迎えました。
コロナ禍をきっかけに消費スタイルは一変し、追い打ちをかけるように物価高、エネルギー高、人件費の上昇が企業と消費者を直撃しています。

その一方で、企業側は相次いで値上げを実施しながらも、過去最高益を出す例が続出。大手食品・日用品メーカーは、価格を上げても「売れるものは売れる」構造をつくり、収益力を高めています。

では、消費者は豊かになったのでしょうか?
答えはNO
実質賃金は下がり続け、8割以上の人が「生活は苦しくなった」と答えています。
その結果、いま私たちの目の前で起きているのが──
“消費の二極化”です。


なぜ二極化が起きているのか?

物価が上がり、財布のひもは固くなりました。
でも人々は、ただ節約しているわけではありません。

「無駄にはお金を使わないけど、価値を感じるものには惜しまない」
この“選択的消費”が今のスタンダードです。

日用品は安く、でも美容や健康には投資する。
その一方で、以前は高価格帯のサービスを利用していた人の中にも、生活防衛のために価格帯を落とす(ダウンサイジング)層が出始めています。

ここにも、実は注目すべきチャンスが隠れています。
「今まで高価格帯を利用していた、審美眼のある人たち」が中価格帯に流れてきているのです。
彼らは“ただ安い”を求めているわけではなく、「コスパの良い、本物」を探しています。
この層に向けて、**価格以上の価値をどう伝えるか?**は、経営戦略上の大きな鍵になるでしょう。


美容サロンは、この“消費の地殻変動”にどう応えるか?

  • 安さ・手軽さを求める層は、千円カットやセルフエステへ
  • 安心感・技術力・癒しを求める層は、高単価でも予約が取りにくいサロンへ
  • そして今、**その間に生まれている「ダウンサイジング層」**が新しい市場になりつつあります

最も苦戦しているのは、「中価格帯サロン」です。
強力なコンセプトもなく中途半端では、選ばれません。


あなたのサロンは、「なぜ選ばれるのか?」

この問いに、明確に答えられるサロンだけが、これからの時代を生き残ります。

  • 自分たちは高単価でも、特別な価値を提供するプロフェッショナル集団なのか?
  • それとも手頃で通いやすい、生活に溶け込む美容サービスなのか?
  • ダウンサイジング層に向けて価格は抑えつつ「体験価値」は高いサービスを設計できるか?
  • 美容だけでなく、ストレスケア・睡眠・健康を含めた“ウェルネス”提案はできているか?
  • デジタルを活用して、お客様と“つながり続ける”仕組みはあるか?

社会と消費者の変化を読み解いた先にしか、戦略は見えてきません。
いま必要なのは、過去の延長ではない**“次の選ばれ方”を設計する視点**です。


時代は変わりました。
でも人が「美しくありたい」「自分らしくありたい」と願う気持ちは変わっていません。
その想いに、どう応えるか。
それが、いまのサロン経営戦略に大きく影響しています。

【あなたのサロンは、どのポジションで勝負する?】

  • 特別感 × 高単価で、“プロフェッショナルサロン”に振り切る?
  • 通いやすさ × 安心価格で、“生活密着型サロン”を極める?
  • 価格を抑えながらも、“体験価値の高さ”ダウンサイジング層を狙う?

▼今、見直すべきは…

  • ターゲットの明確化
  • メニュー設計と価格のバランス
  • サロンの「選ばれる理由」の再定義

“選ばれるサロン”へ、変わる時です。


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