美容師の接客で使える雑学|実は歌舞伎が語源?今も使う日本語7選

普段何気なく使っている日本語。
実はその中には、歌舞伎や昔の芝居から生まれた言葉がたくさんあります。
「それ、歌舞伎が由来なんですよ」
そんな一言があるだけで、接客中の会話が少し広がることもあります。
今回は、美容室での会話にも使いやすい「歌舞伎に関係する言葉」をご紹介します。
1.十八番(おはこ)
「これは私の十八番です」
というときの「十八番」。
得意なことという意味で使われますが、歌舞伎の市川家が得意とする演目をまとめた「歌舞伎十八番」に由来するとされています。
美容師さんなら、
「ショートカットは私の十八番です」
なんて使い方もできます。
2.花道
スポーツ選手の引退などで、
「最後の花道を飾る」
と言います。
歌舞伎の花道は、舞台から客席を通るように設けられた通路。
役者が登場・退場する重要な場所です。
そこから、人が最後に華々しく活躍する場面などを「花道」と表現するようになりました。
3.大詰め
「プロジェクトもいよいよ大詰め」
という言葉。
芝居の最後の場面を「大詰め」と呼ぶところから、物事の最終段階という意味で使われるようになりました。
美容室でいえば、カットやカラーが終わり、仕上げに入る瞬間もまさに大詰めです。
4.見得を切る
歌舞伎役者が、感情が最高潮に達した場面などで動きを止め、印象的なポーズを取ることを「見得を切る」と言います。
現在では、自信満々に言い切ったり、大きな態度を取る意味でも使われます。
歌舞伎らしさを感じる言葉のひとつです。
5.二枚目
イケメンのことを「二枚目」と呼ぶことがあります。
これは芝居小屋の看板に役者を並べた際、二枚目に色男役が掲げられることが多かったことに由来するとされています。
ちなみに「三枚目」は、道化役やコミカルな役を指すようになり、今でも「面白い人」という意味で使われます。
二枚目と三枚目。
セットで話すと、お客様も「へぇ〜」となりやすい雑学です。
6.黒幕
「事件の黒幕」という言い方も、芝居の世界を連想させる言葉です。
舞台の裏側を隠す黒い幕や、表に出ない存在のイメージから、現在では裏で物事を動かしている人物を「黒幕」と呼びます。
今では完全に日常語として定着しています。
7.どんでん返し
映画やドラマで、
「最後にどんでん返しがあった」
と言います。
芝居の舞台装置を大きく転換し、場面を一気に変えることから生まれた表現です。
現在では、予想していた展開が最後にひっくり返ることを意味します。
映画好きのお客様なら、ここからおすすめ映画の話に広げても面白いかもしれません。

雑学は接客の小さな武器になる
美容室では、技術だけでなくお客様との時間そのものも大切です。
だからといって、無理に会話を続ける必要はありません。
そんなとき、
「実はこの言葉、歌舞伎が由来なんですよ」
という短い雑学があるだけで、自然に会話が広がることがあります。
十八番、花道、大詰め、二枚目。
何気なく使っている日本語の背景を知ると、普段の会話もちょっと面白くなります。
ぜひ次の接客で使ってみてください。
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