【2025年夏・新発売】アリミノ「クオライン」新アイテム徹底解説!CA-C110/T-C50/ミルクOX

「ハイトーンカラーやハイライトを楽しみたいけど、クセや広がりも気になる…」 「ダメージが怖くて、もう縮毛矯正は諦めていた…」
そんな長年の悩みに、ついに終止符が打たれるかもしれません。2025年のヘアケア業界は、髪への負担を極限まで抑える「ダメージレス」が最大のトレンド 。特に、髪と同じ弱酸性の領域で施術する「酸性ストレート」は、ブリーチ毛やエイジング毛にも対応できる救世主として、多くの女性たちから熱い視線を集めています 。
この革命の最前線に立つのが、プロの美容師から絶大な信頼を得るブランド「アリミノ」。その代表的な縮毛矯正ライン「クオライン」から、2025年夏、待望の新アイテムが登場します。
正直に言って、今年の梅雨明けは、この3つのアイテムなしでは乗り切れないかもしれません。ダメージ毛に“やさしく”、クセは“しっかり”伸ばす。美容師目線で、その全貌をわかりやすく解説します。
※クオラインの新商品解説を音声でもお聞き頂けます。
✨ ダメージヘアの常識を覆す!新生クオライン 3つの新星
今回登場したのは、これまで施術が困難とされてきた複雑なダメージヘアに、的確なアプローチを可能にする3つの戦略的アイテムです。
- クオライン CA-C 110:ハイライトやカラーを繰り返し、ダメージが混在する髪へ。
- クオライン T-C 50:もう無理かも…と諦めていた超ハイダメージ毛へ。
- クオライン ミルクOX:施術の質とスピードを格段に上げる、新質感の2剤。
これらの登場により、今まで「ダメージがあるから」と縮毛矯正を断られてきた方でも、理想のサラツヤストレートヘアに挑戦できる可能性が大きく広がりました 。
🔬 各アイテムを深掘り!あなたの髪を救うのはどれ?
1. クオライン CA-C 110(混在ダメージ毛用/弱酸性・化粧品)
ハイライトやバレイヤージュ、頻繁なカラーで、根元は健康なのに毛先は傷んでいる…そんな一本の髪の中でダメージレベルが違う「混在ダメージ毛」のために設計されたのが「CA-C 110」です 。
【ポイント】
- pH約6.0の弱酸性設計:髪への負担が少ない弱酸性領域で作用するため、「急激な軟化・過軟化」といった、ビビり毛につながる最悪の事態をブロックします 。
- 革新成分「トステア®」配合:後述する特許成分「トステア®」が、ダメージで失われがちな髪の弾力をキープし、しなやかで自然なストレートヘアを実現します 。
- デザインはそのまま、クセだけを狙い撃ち:低アルカリ・高還元の絶妙なバランスで、複雑なダメージ部分にも柔軟に対応。せっかく入れたハイライトデザインを「生かしつつ伸ばす」という、これまで難しかった施術を可能にします。
【こんなときにオススメ!】
- 「ブリーチとカラーをミックスした髪で、デザインは絶対に崩したくない!」
- 「根元のクセは強いけど、毛先はダメージが心配。全体をナチュラルに仕上げたい」
2. クオライン T-C 50(ハイダメージ毛用/弱酸性・化粧品)
「過去の縮毛矯正でひどいダメージを経験した…」「もうこれ以上、髪に負担をかけたくない」 そんな、ビビりやすく過軟化が心配な超ダメージ毛のために開発された、まさに最終兵器が「T-C 50」です 。
【ポイント】
- 究極の優しさ:弱酸性で過軟化を回避するのはもちろん、クオライン史上最もマイルドな低アルカリ処方。髪の体力を極限まで温存します 。
- ダメージを補強しながら伸ばす:「トステア®」がダメージ部分の弾力をUPさせ、ストレート効果をしっかりとサポート 。
- 未体験のソフトな使用感:既存のクリーム剤よりも柔らかく、施術中に「本当にこれで伸びてる?」と錯覚するほど優しい使い心地です。
【こんなときにオススメ!】
- 「過去の縮毛矯正でビビり毛が多発。これ以上リスクのある施術はしたくない」
- 「髪が極端に細くてチリつきやすい。できるだけ傷めずにクセを落ち着かせたい」
3. クオライン ミルクOX(2剤/医薬部外品)
ストレート施術の仕上がりを左右する「2剤(酸化剤)」にも、大きな革新です。
【ポイント】
- 「しっとり&ツヤツヤ」な仕上がり:pH3.0の弱酸性ミルクが、アイロン後の髪を優しく包み込み、ワンランク上のツヤと手触りを実現します 。
- サロンワークを効率化:アプリケーターで素早く塗布できる、適度な粘度のミルクタイプ。塗りムラを防ぎ、忙しいサロンワークでもスピーディーな施術を可能にします 。800gの大容量もプロには嬉しいポイントです。
- 熱ダメージをケア:熱ケア成分が配合されており、アイロンの熱で硬くなりがちな髪を、柔らかくしなやかな状態にキープします 。
【こんなときにオススメ!】
- 「施術後の手触り・ツヤ感を、今まで以上に高めたい」
- 「施術時間を少しでも短縮し、髪への負担を減らしたい」
💡 技術の核心!魔法の成分「トステア®」って一体なに?
今回の新ラインの成功を支えるのが、特許も取得されている大注目の新成分「トステア®」(正式名称:アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム)です 。神戸の美容師と神戸大学の共同研究から生まれた、まさに現場発の革新技術です 。
この「トステア®」が、とにかくスゴいんです!
- 髪の内部から構造を補強! 髪の主成分であるタンパク質と「3点架橋」という強力な仕組みで結合し、髪の内部に丈夫な柱を立てるように補強します 。これにより、髪の強度や弾力が向上し、うねりやクセの原因となる髪のねじれを補正します 。
- 熱を味方に、スタイルを記憶! ドライヤーやヘアアイロンの熱(特に80℃以上)に反応して、髪の内部でさらに強く結合 。セットしたストレートヘアが湿気にも負けず、長時間キープされやすくなる「形状記憶効果」が期待できます 。
- ダメージを補修して、ツヤツヤの手触りに! ダメージによってできた髪内部の空洞(ダメージホール)を埋めて補修し、キューティクルを整えます 。その結果、指通りの良い、なめらかでツヤのある髪質へと改善してくれるのです 。
「トステア®」は、単にクセを伸ばすだけでなく、髪そのものを強く、美しく再構築してくれる、まさに次世代のヘアケア成分なのです。
📋 プロはどう使う?薬剤の使い分けと施術のポイント
これだけ高機能な薬剤だからこそ、プロの美容師による正確な診断と技術が不可欠です。
薬剤選定のポイント
アイテム | ターゲット | pH | アルカリ量 | 主なメリット |
CA-C 110 | 混在ダメージ毛(ハイライト等) | 約6.0 | 低量 | 過軟化防止+高還元でデザインの自由度UP |
T-C 50 | ハイダメージ毛(ビビり毛等) | 約6.0 | 極めて低量(最マイルド) | 毛先の深刻なダメージ部にも安心して対応可能 |
ミルクOX 2剤 | 全ての1剤と共通 | 約3.0 | — | 仕上がりの柔らかさ・ツヤ感を強化し、施術を効率化 |
Google スプレッドシートにエクスポート
- CA-C 110:カラー履歴が複雑なお客様へ。「ハイライトデザインを活かしつつ、自然なストレートにしたい」というケースに最適です。
- T-C 50:すでに髪がかなり傷んでおり、過軟化のリスクを極力避けたい場合に推奨されます。
- ミルクOX:操作性を重視し、仕上がりの手触り・ツヤを最大化したい際の必須アイテムです。
施術フローと注意点
- 問診・診断:まず、プロの目でカラー履歴、ダメージの程度、クセの強さを正確にチェックします 。
- 薬剤選定・塗布:診断に基づき、根元は既存のクオライン、中間は「CA-C 110」、毛先は「T-C 50」といったように、パーツごとに最適な薬剤を塗り分けます 。
- 中間処理〜アイロン:薬剤を流した後、髪の水分量を精密にコントロールしながらアイロン施術を行います。この工程が仕上がりを大きく左右します 。
- OX塗布(酸化):最後に「ミルクOX」をスピーディーかつ均一に塗布し、ストレート形状をしっかり固定。同時に、最高のツヤと手触りを髪に与えます 。
【注意!】カラーとの順番は? 一般的に、「縮毛矯正 → ヘアカラー」の順番がおすすめです 。先にカラーをすると、ストレート剤の作用で色が落ちてしまう可能性があるからです 。施術の間は最低でも1週間は空けることで、髪への負担を減らせます 。
まとめ:サロンワークを革新し、提案の幅を広げる新たな武器
アリミノ「クオライン」の新ラインナップは、単なる新製品の追加ではありません。これは、我々プロフェッショナルのサロンワークを根底から支え、提案の幅を劇的に広げるための戦略的なツールです。
- CA-C 110:ハイライト混在毛という複雑な履歴に対応し、デザインを活かしながらクセを的確に伸ばす「攻めの酸性」。
- T-C 50:これまで施術をためらっていた超ハイダメージ毛にも安心してアプローチできる「守りの酸性」。
- ミルクOX:塗布の効率化だけでなく、「サラサラ」という新たな質感を加え、お客様の満足度をさらに高めるフィニッシャー。
これにより、アルカリから酸性まで、新生部からハイダメージの毛先まで、すべてを「クオライン」という一つのシステムで完結させることが可能になりました 。薬剤選定の迷いが減り、一貫したクオリティを提供できることは、日々のサロンワークにおいて計り知れないアドバンテージとなるでしょう。
そして、その核となるのが特許成分「トステア®」 。この補修力と形状記憶効果は、お客様へのカウンセリングにおいて、単なる「クセ伸ばし」ではない「髪質改善」という付加価値を明確に伝えるための強力な武器となります 。
2025年夏、縮毛矯正メニューは新たな次元へ。この新ラインナップを使いこなし、お客様一人ひとりの複雑な悩みに応えることで、他店との差別化を図り、サロンの価値をもう一段階引き上げましょう。さあ、カウンセリングで迷ったら、この表を取り出して即決です!