【9月新発売】アジアンカラー フェス「0 CLEAR」とは?クリアNとの違い・使い分けを解説

はじめに
2026年9月4日発売のアジアンカラー フェス「0 CLEAR(ゼロクリア)」を美容師向けに解説。ノンアルカリの特徴、既存の微アルカリ「クリアN」との違い、ブリーチ毛・既染部・根元での使い分けや注意点を分かりやすく紹介します。
「色は薄めたい。でも、アルカリは足したくない」に応える新しいクリア
「発色が濃すぎるので、もう少しやわらかくしたい」
「ブリーチ毛の透明感は活かしたいけれど、毛先に余計なアルカリは加えたくない」
「根元と毛先で髪の状態が違うため、薬剤のパワーを分けたい」
そんなカラー設計の悩みに応えるのが、2026年9月4日に発売されるアリミノ「アジアンカラー フェス 0 CLEAR(ゼロクリア)」です。
0 CLEARは、色味の濃さや透明感を調整するノンアルカリタイプのクリア剤。既存の「クリアN」と役割が似ているため、「何が違うの?」「どちらを使えばいいの?」と感じる美容師も多いと思います。
結論からいうと、違いは次のとおりです。
- クリアN:微アルカリタイプ
- 0 CLEAR:ノンアルカリタイプ
どちらが上という話ではありません。髪の状態と、アルカリを必要とするかどうかで使い分ける商品です。
アジアンカラー フェス「0 CLEAR」とは?
0 CLEARは、カラー剤と組み合わせて色の濃さや透明感を調整する、ノンアルカリタイプのクリアです。
アジアンカラー フェスは、高明度・強発色と色彩表現力を追求したヘアカラーブランド。2026年9月には、ブリーチを使わず、深く濃い色を表現する新シリーズ「DEEP LIFT」も加わります。
発色の強いカラーをそのまま使うだけでなく、0 CLEARを活用して濃さややわらかさを調整することで、カラー表現の幅をさらに広げられます。
0 CLEARの主な特徴
- ノンアルカリタイプ
- クリア剤自体にリフト力がない
- 色の濃さを薄めて調整できる
- ブリーチベースの透明感を活かしやすい
- 既染部やダメージが気になる毛先の薬剤設計に使いやすい
- 内容量400g
- 製品表示上の1剤・2剤混合比は1:1
0 CLEAR自体がアルカリを加えないため、ブリーチ毛やカラー履歴のある部分に対して、必要以上にアルカリを上乗せせずに色濃度を調整できることが大きな特徴です。
ただし、アルカリカラーと混ぜた場合、完成した薬剤全体がノンアルカリになるわけではありません。0 CLEARから新たなアルカリを追加しないと考えるのが正確です。
既存の「クリアN」とは?
クリアNも、目的の色と組み合わせて染料濃度を薄め、発色の強さや透明感を調整するクリア剤です。
0 CLEARとの大きな違いは、クリアNが微アルカリタイプであること。製品表示では脱色剤に分類されています。
色を薄めながらも、一定のアルカリ作用が必要な場面で検討しやすく、比較的体力のある髪や、明るさを保ちながらカラー濃度を調整したいときに活用できます。
クリアNの主な特徴
- 微アルカリタイプ
- アルカリを含むクリア剤
- 色の濃さや透明感を調整できる
- 健康毛や新生部など、一定のアルカリ作用が必要な場面で検討しやすい
- 内容量400g
- 製品表示上の1剤・2剤混合比は1:1
0 CLEARとクリアNの違いを比較
| 比較項目 | 0 CLEAR | クリアN |
|---|---|---|
| タイプ | ノンアルカリ | 微アルカリ |
| 製品表示上の分類 | 染毛剤 | 脱色剤 |
| クリア剤自体のリフト力 | なし | 微アルカリによる作用あり |
| 主な役割 | アルカリを追加せず、色の濃さ・透明感を調整 | 一定のアルカリ作用を残しながら、色の濃さ・透明感を調整 |
| 検討しやすい部分 | 既染部、ブリーチ毛、ダメージが気になる毛先 | 新生部、健康毛、明るさも考慮したい部分 |
| 内容量 | 400g | 400g |
| 製品表示の混合比 | 1剤:2剤=1:1 | 1剤:2剤=1:1 |
表だけを見ると「傷んでいる髪には0 CLEAR、健康な髪にはクリアN」と単純に見えますが、実際のサロンワークではベースの明度、カラー履歴、希望色、使用する色剤のアルカリ量まで見て判断します。
0 CLEARの基本的な使い方
1.希望する色剤と組み合わせる
0 CLEARは、目的の色剤に混ぜて色の濃さを調整します。
0 CLEARの割合を増やすほど、一般的には染料濃度が薄まり、やわらかく透明感のある発色へ調整しやすくなります。
ただし、入れれば入れるほどきれいになるわけではありません。薄めすぎると、狙った色味が感じにくくなったり、褪色が早く感じられたりする可能性があります。
2.1剤の合計量に対して2剤を計算する
0 CLEARの製品表示では、1剤と2剤の混合比は1:1です。
ほかの色剤とミックスする場合は、色剤と0 CLEARを合わせた1剤の総量を確認し、組み合わせる製品の指定に従って2剤を計量します。
シリーズや施術目的によって指定が変わる可能性があるため、メーカーのカラーチャート、技術資料、使用説明を必ず優先してください。
3.髪の状態に合わせて塗り分ける
根元の新生部と、ブリーチやカラーを繰り返した毛先では、必要な薬剤パワーが違います。
全体を同じ薬剤で塗るのではなく、根元はクリアNを含む処方、既染部や毛先は0 CLEARを含む処方というように、髪の状態に合わせた塗り分けを検討できます。
こんな場面で0 CLEARが活躍
DEEP LIFTの色をやわらかく調整したい
DEEP LIFTは、ブリーチをしなくても深く濃く、鮮やかな色を表現するシリーズです。
その濃さを少しやわらげたいときや、お客様の肌色・職場環境・好みに合わせて彩度を調整したいときに、0 CLEARが役立ちます。
ブリーチオンカラーでペール感を表現したい
明るいブリーチベースに対して色が入りすぎるのを防ぎ、淡くやわらかな色や、光を感じる透明感を表現したい場面に向いています。
既染部や毛先の色味だけを整えたい
根元は明るさを動かしたいものの、すでに明るくなっている毛先は色味だけを補いたい。そのような場合に、0 CLEARを使った毛先用の処方を検討できます。
高彩度カラーをお客様に合わせて調整したい
「色味は感じたいけれど、派手すぎるのは困る」というお客様にも、色剤の個性を残しながら濃度を調整しやすくなります。
クリアNを選ぶ場面
0 CLEARが発売されても、クリアNが不要になるわけではありません。
- 健康毛や新生部に使用する
- 色を薄めながら一定のアルカリ作用も必要
- 明るさを考慮しながら色濃度を調整したい
- 従来のクリアN処方で狙った仕上がりが安定している
このような場面では、引き続きクリアNが選択肢になります。
新商品をすべての施術に置き換えるのではなく、アルカリが必要ならクリアN、アルカリを追加したくないなら0 CLEARという考え方から始めると整理しやすくなります。
間違えやすい3つのポイント
「0 CLEAR=ゼロダメージ」ではない
0 CLEARの「0」はノンアルカリという特徴を示すものです。ヘアカラーは酸化剤を使用する化学施術のため、髪への作用が完全にゼロになるわけではありません。
0 CLEAR単品で色が出るわけではない
0 CLEARは色の濃さを調整するためのクリア剤です。希望する色味は、組み合わせる色剤で設計します。
ノンアルカリだから誰にでも安全、ではない
本品は酸化染毛剤です。使用説明をよく読み、過去にヘアカラーでかぶれたことのある方には使用しないでください。施術前には毎回パッチテストが必要です。

まとめ|0 CLEARの登場で、根元と毛先をより細かく設計できる
0 CLEARとクリアNは、どちらも色の濃さや透明感を調整するクリア剤です。
大きな違いは、アルカリの有無です。
- クリアN:微アルカリ。一定のアルカリ作用を残して色濃度を調整
- 0 CLEAR:ノンアルカリ。アルカリを追加せずに色濃度を調整
0 CLEARが加わることで、根元は明るさを考えた処方、毛先は色味と透明感を整える処方というように、同じお客様の髪の中でも薬剤をより細かく使い分けられます。
「新商品だから全部0 CLEARに替える」のではなく、髪の状態と目的を見て使い分けることが重要です。薬剤は万能選手ではなく、適材適所で使ってこそ仕事をします。
0 CLEARの詳しい処方、クリアNとの使い分け、導入については、美好屋商店までお気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年8月30日時点の公開情報および製品表示をもとに作成しています。発売時のカラーチャート、技術資料、使用説明を必ず確認してください。
※ヘアカラーは美容技術者専用品です。使用上の注意をよく読み、正しく使用してください。
サロポンPROとは?


