【雑学】世界のユニークなお正月の風習や過ごし方

『スペイン』あの果物が幸運の運んでくる?!

日本では大晦日の0時頃になると毎年NHKで各地の様子と除夜の鐘の音が流れますよね。
同じようにスペインでは毎年映し出される場所と鐘の音があります!
それがマドリードにある”プエルタ・デル・ソル広場”です。

さらにスペインの人たちは、プエルタ・デル・ソル広場の時計の鐘の音にあわせてぶどうを食べます。
この習慣は1900年代に大豊作で余ったぶどうが『幸せのぶどう』としてふるまわれたのが始まりだそうです。

『中国』お正月が1月1日じゃない?

「お正月はいつ?」と聞かれれば日本人は100%、”1月1日”と答えるのではないでしょうか。
しかし、世界の国の中には私たちが思う”1月1日”とは異なる日にお正月を祝う国があります。

中国では、私たちが使っている”グレゴリオ暦”ではなく”太陰暦”という異なるカレンダーを基準にしているからです!太陰暦のお正月は『春節(旧正月)』と呼ばれ、日にちは1月中旬~2月中旬の間で毎年変わります。
中国では最大7連休の大型連休です。

春節には日本と同じように赤い紙に包まれた”紅包”というお年玉がもらえます。
また、干支があるのも日本と同じです。ただし、中国の干支ではイノシシは豚になっています!
これは中国から日本に干支が伝わった当時、日本では豚を家畜として飼う習慣がなかったからだそうです。

春節を祝う国は中国のほかに、台湾など中国文化圏の国や中華系の国民が多い国があります。
これらの国では、期間中休日扱いで観光地が閉まっていたり、交通機関が混雑したりすることがあるので春節に旅行をする場合には注意が必要です!

干支は中国が始まりのため、東アジアのイメージが強い人もいるかもしれませんが、実は東南アジアやアラビア、ロシア・インドなど広い地域に伝わっています。
それらの国々では、日本で豚がイノシシになったように、その国の文化や環境などにあわせて一部の動物に変更があります。

  • 牛→水牛:ベトナム
  • 羊→ヤギ:ベトナム
  • うさぎ→猫:ロシア・ベトナム・チベット・ベラルーシ・タイ
  • トラ→猫:ブルガリア
  • トラ→豹:モンゴル・トルコ
  • 鳥→ガルーダ:インド
  • 龍→魚:トルコ
  • 龍→ワニ:アラビア

日本ではネズミにだまされて十二支に加わることができなかったとされている猫ですが、だまされずに間に合った国の猫も意外に多いようです。

『チリ』お正月は〇〇に集合!

南米チリの”タルカ”という街では、大晦日にお墓で一晩過ごします
日本人からすると夜のお墓は肝試しスポットですが、タルカの人たちは”亡くなった家族、祖先を迎えに行く”、”亡くなった愛する人と一晩過ごす”と考えていて、大勢が集まるそうです。

そのように聞くと、なんとなくお墓もロマンティックな場所に…思えるかも?

チリにはさらにユニークなお正月の風習があります。
それが『幸せの黄色いパンツ』…下着のパンツです。
黄色いパンツは、まず大晦日に裏表逆に履き、0時になったら表に履きなおします。

そうすると新しい年を幸せに過ごせるのだそうです!しかも、黄色いパンツは人からプレゼントされたものでないとダメなので、年末には黄色いパンツだけを売る露店がたくさん現れるのだとか。

『ルーマニア』リアルな仮装で厄払い!

日本では厄除けのために初詣をします。
初詣で授与してもらう人も多い破魔矢やお正月の遊びである羽子板も厄除けのためです。
このような新しい年に不幸や災いが起こらないように祈願するお正月の厄除けや厄払いの風習は世界の各地にあります。

ルーマニアで行われる『クマの踊り』や『クマの行進』と呼ばれている厄除けの習慣は、クマに扮した人々がその名の通り踊ったり、行進したりするもの。
クマの踊りと聞くとかわいらしい姿を想像する人もいるかもしれませんが、ルーマニアのクマはちょっと怖いのです。

本物の毛皮を使っているだけでなく、顔などもかなりリアル
このクマの集団が村々や家々を練り歩くのだそうです。小さな子が泣いてしまわないのか心配になりますね…。
行列には子馬やヤギがいる場合もあるのですが、こちらも本物の頭蓋骨が使われるなどなかなかのビジュアルですよ!

『ブラジル』真夏のお正月はビーチで

北半球にある日本のお正月は真冬なので当たり前のように寒いもの。
初詣では神社やお寺でふるまわれる甘酒などの温かい飲み物を楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?
しかし、南半球にある国々のお正月は真夏!ですから、その過ごし方も日本とはだいぶ違います。

ブラジルの大晦日は、ブラジル式バーベキュー”シュラスコ”を家族や友達と楽しみます。
また年越しは、リオデジャネイロにある有名なビーチ”コパカバーナ海岸”での花火大会が人気です。
日本の夏休みに似ていますね。

さらにブラジルの年末年始は、大晦日がメインで元日には大きなイベントはありませんが『ゲン担ぎ』がいろいろ♪ここでは代表的なものをご紹介します。

  • 白い服を着る
    ブラジルでは白は平和や幸せを表す色とされています◎
  • 波を7回飛び越える
    一年がいい年になるといわれています◎
  • ざくろ・ぶどうを7粒食べる
    ざくろは食べた後、種をお財布に入れておくと金運に恵まれるそうです◎
  • お肉は鶏肉ではなく豚肉を食べる
    鶏や七面鳥は後ろ側に土を掘って餌を探すのに対して、豚は前に向かって掘るため前向きな1年になると考えられています◎ちなみに、魚も前にしか進まないので食べてOKです!
  • レンズ豆を食べる
    レンズ豆の形がコインに似ているので縁起がいいとされています◎

『インドネシア』お正月が〇回やってくる

中国では太陰暦のお正月を祝うため、私たちのお正月とは時期が違うとご紹介しました。
では、ひとつの国の中に別の文化を持つ民族が住んでいる場合、お正月はどうなるのでしょうか。
それを教えてくれるのがインドネシアです!

インドネシアにはマレー人を中心に少数民族を含めると約300の民族の人々がいます。
そのため、なんと4回お正月がやってくるのです。インドネシアで祝われる4つのお正月は次の通り。

  1. グレゴリオ暦のお正月
    カウントダウンや花火の打ち上げなどがおこなわれます。
  2. 太陰暦のお正月
    インドネシアには中華系の住民も多く、中華街もあるため春節をお祝いします。
  3. サカ歴のお正月
    バリ島のお正月『ニュピ』では、静かに新年を迎えます。
    ”外出・労働・電気とガスの使用などが禁止”です。
    交通も止まり、旅行者もホテルから出ることはできません!
  4. ヒジュラ(イスラム)暦のお正月
    1年が355日、または355日のため毎年10日ほどずれていきます。
    休日ではありますが特別な行事はなく、ラマダン(断食月)の方が盛大に祝われます。

『サウジアラビア』お祝いするのは違法です

お正月はおめでたいことではありますが、祝うことを禁止されている国もあります。
例えばサウジアラビアでは、イスラム教の行事以外を祝うことが法律で禁止されているため、”グレゴリオ暦のお正月を祝うことも違法”です!これは外国人も例外ではありません。

首都のリヤドなど都市部は近代化されていたり、近年は外国人観光客も受け入れるようになったりしているサウジアラビアですが、文化面ではいまだ保守的です。

このように、宗教などを理由にお正月を祝わないだけでなく、外国人であってもパーティなどが禁止されている国もあるので旅行をするときには現地の文化を確認してから訪れましょう!

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